機関銃祭レポート2 マーベリックの記事


12月23日 機関銃祭レポート 第2部
機関銃祭レポート2  マーベリックの記事


普段通り午前10時過ぎに最初のゲームが開始されました.
通常装備の方はセミオート, 機関銃手の方はフルオートというレギュレーションの為, チーム分けは火力の偏りを生まないよう慎重にさせていただきました.
また, 機関銃手の方は2発被弾で1ヒット扱いで, 1ゲームにつき1回の復活が可能です.
反対に, 通常装備の方は1度ヒットされると復活無しでセーフティへ帰還していただくことになっていました.
初めのゲームは機関銃手側に200発の補給制限(繰り越し可)が設けられましたが, 後に300発に変更され, 午後には無制限となりました.
前述のレギュレーション以外は通常のフラッグ戦でしたが, 普段の定例会とは比べ物にならない程に中, 上段での撃ち合いが激しい印象でした.
通常の定例会のゲームと異なり, 機関銃手という分かりやすい火力がおられる為, それを軸にして通常装備の方がサポートにまわるというチームプレイがよりハッキリと見られ, 非常に新鮮でした.
セミオート戦には参加出来ず, フルオート戦では機動力で劣勢に立たされがちな機関銃が活躍する事で, ゲームにより戦略性が生まれ, 機関銃を扱う人も, 機関銃に撃たれる人も, 通常装備の方も皆様生き生きとゲーム参加してくださりました.

機関銃祭レポート2  マーベリックの記事

私は午前中のゲームでは"撃たれる側のモブ"として参戦させていただきました.以下の駄文は勝敗の呪縛から解き放たれ, 己の主義主張の権化と化した1人の若き珍銃ハンターの記録となります.

折角の機関銃だというのに, 私は持参したMK43に手をつけていなかった.
私の手にはシルバーにリペイントされたFA-MAS...にも似た散弾銃の姿があった.

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マーベリックM88ーーー
"エアコキ史上最強"との呼び声高き, 啓平社(KHC)製のエアーコッキングショットガンである. 1993年の発売当初, フィールドで猛威を奮ったアサヒM60に対抗する為に販売された本製品は, 4発同時発射が可能であり250発超え(62ショット以上)の装弾数と相まって, マルイ製M3をも凌駕する火力を誇る.

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『これで1ヒットとるまで機関銃は使わない』
これが本日の私のマイルールだった.25年前に販売され始めた本品は既に廃盤となって久しく, 初めて見る方も多かったようだ.そんな骨董品を引っ提げ, 機関銃祭に参加した.
相手方の機関銃手に笑われる事を承知で...
ゲーム開始と同時に, 私は走った. HOPが搭載されていない旧型の為, 前へ出なければヒットはとれない. 迷わず相手側の櫓まで走った. 櫓に突入した後は出来る限り被弾面積を薄くした上で, バリケードから顔を出したり, 櫓へ入ってきたりした相手プレイヤーを狙う.
しかし, 機関銃の弾幕というのは恐ろしいもので私は呆気なく跳弾でヒットとなった. 通常装備で参加している以上, 一度ヒットされれば退場となる. 同じ事を何度も繰り返すしかない.
数ゲーム参加し, 独特な弾道に慣れてきた頃にはもう昼休憩が近い時間となっていた. 普段の私は機関銃を使っているが, これまで機関銃に撃たれた経験は殆ど無かった. アサルトライフルと性能に差が無かったとしても, 機関銃手が放つ独特な威圧感の効果は十二分に感じられた. 機関銃の弾幕を避け, いつも通りに櫓にいると, バリケードから上半身を覗かせている相手プレイヤーを見つけた. 迷わず発射した4発の弾は, こちらに気付いて隠れようとする相手プレイヤーを逃さなかった. 相手プレイヤーのヒットコールが耳に届き, 安堵した. 旧式のエアガンでも通用する事を示すにはあまりにも不十分だが, マーベリックに活躍の場を与えてやれた気がした.
勝ち負けに拘らず, 自分の好きな事に挑むというサバゲーの一つの楽しみ方に全力を注げたように思う.
機関銃祭レポート2  マーベリックの記事

『午後からは本格的に機関銃を使う事にしよう』
機関銃を撃つ側として参戦した私が見たのは, これまでとは異なるサバゲーの楽しみ方だった...

レポートが非常に長くなるので, 午後の特殊ルールの様子はまた追って記載させていただきます.


〜〜SNS班超時空会議ログより追記〜〜

「これ、モスバークの記事か?」
SNS班室長を任せられる私は、思わずそう呟いた。

「wwwマーベリックの記事ですよ。」
屈託ない笑顔で、そう言い放つ小柄で鳩胸の青年がオーナーと女将の鳴り物入りと言う事実。通常ゲームではスタッフとして、タイムキーパーや設営を担当し、チームバランスを保つために参戦もする優秀なプレーヤーである。こいつは可愛がられる。

「いや、機関銃祭の記事だろう?」と言う野暮な小言を飲み込んで腹を壊したという事は聞いた事は無い。口をつぐみ、私は目を閉じた。

まぶたの裏に蘇る25年前、私が初参加したサバゲーで初めて撃たれた銃はマーベリックだ。忘れる訳もなく、モスバークと間違う訳もない。
はしゃいだ記憶と迫り来る4発の弾を今でも覚えている。


次のレポートも楽しみである。







2018年12月25日 Posted by CAMP大原ミリブロ担当  at 16:46 │Comments(0)

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