1911だと当たるけどCZなら当たらない訳



オーナーが突然ラボに来た理由は機関銃祭の成功を伝えるだけではなく、
「お前マルイのG19の記事、評判ええやんけ。これも書け。」

という訳で、今年最後のお題は
『カーボン8 CZ75 セカンド』です。

1911だと当たるけどCZなら当たらない訳


g19の記事のアクセスが異常に増えたのは、当時猫も杓子も引く手数多な素材であったわけで、こちらがそんなに大人気になる訳では無いですが、何か良い所を見つけなければなりません。

正直、我々世代はCZ75というブランドに超弱く、「CZ75なら良いに決まってる!」とパブロフの犬のごとく高い期待を寄せる訳ですが、エアガンといえど恐れ多くも手元にあり自由に触れる機会が有りませんでした。つまり神話の崩壊を恐れる訳です。


しかしながら、やいやい言われるのは旧型の方でして、セカンドとなると何故か仕方ないね、という気分にさせてもらえる不思議な存在。

さて、やはり握り心地は1911、というかブローニングハイパワーに酷似。あまりブローニングも触ってないので、私物の1911と合成すると、弾道の直線とトリガーの力点、それを受ける親指の付け根の線の位置関係がほぼ同じ事がわかります。
1911だと当たるけどCZなら当たらない訳


「オートは1911」という当時のアメリカで最高のコンバットオートの評価を得ただけはあります。

では、トイガンに話を戻して、早速弾とガスを入れて撃ってみます。

ラボの目の前に広がる広大な私有地に向けて発砲。冬場とは思えない強烈なキックです。これは良い!

しかし、とんでもない弾道です。
かつてのマルシンリボルバーを彷彿させる散らばり!
ショップのレビューなんやから、もっとええ事書け、と言われそうなもんですが、最近のマルイに慣れすぎなせいか、とにかく思い通りの弾道を描く弾は、2〜3発に1発です。

50発〜70発撃ち込んで、落ち着き出したのか、とんでもない方向に飛ぶ弾は減ってきました。バレルにグリスでも付いてるのでしょうか。

ラピッドファイアすると散らばり、1発1発撃つと鬼ホップな球筋の個体に当たってしまったようです…

ガス漏れ等は有りませんし、70発撃ち込んでまだCO2が切れないのは大したものです。

5〜7メートルの距離なら、ボディーは確実に狙えるのではないでしょうか。
正確に言うと、ヘッドショットを狙ってラピッドファイアすると、全弾ボディーにヒットする状態です。しかし、調整したマルイのガバなら、確実にヘッドにヒットさせられる距離です。

「着弾が下にいく傾向があるな」

私の印象です。個人差はあるでしょう。
グロックを撃った時の感覚に似たものがあります。
グロックは、ガバとグリップの握りを似せる為のパーツがあるほど有名な話で、私はグロックと1911の握り方を変える事で対処しますが、あまりにCZとガバが似ているため、この問題が再浮上しました。

1911だと当たるけどCZなら当たらない訳
注目したのはトリガーのつき方です。
ダブルアクションなら、画像の様なトリガーの動きをするCZ。

1911だと当たるけどCZなら当たらない訳
対して1911だとシングルアクションでこんな動き。

問題はシアが落ちた後の指の力の入り具合ではないでしょうか。
トリガーを引ききったあと、直線で指の力が親指の付け根にかかる1911に対し、

1911だと当たるけどCZなら当たらない訳
CZなら少し斜め上の角度に力が残るわけです。つまりは図のような力が反作用しているため、

1911だと当たるけどCZなら当たらない訳
ラピッドファイア時に銃口が下に傾くと言う仮説が成り立つのではないでしょうか。

実際はトリガーは円運動なので、もっと下方に力がかかってしまうのかもしれません。

グロックは握った瞬間、違う銃とわかる訳で、狙い通りヒットさせられる様に握りを工夫したり、パーツがあったりで、身体を合わせやすいですが、CZはトリガー以外かほぼ同じ位置関係のためこの仮説にいたりました。


…グロックの着弾が下にいく傾向もトリガーのつき方にも実は原因があるのでは?
という事を考える機会を与えてくれたCZ75でした。






2018年12月25日 Posted by CAMP大原ミリブロ担当  at 20:42 │Comments(0)

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